ハーブ・ルバーリン展
グラフィックデザイナー、タイポグラファーとして1960年代から70年代にかけて活躍し、アメリカのみならず世界的に影響を与えたハーブ・ルバーリンの展覧会を東京・国分寺のギャラリー「switch-point」および渋谷区神宮前の青山ブックセンター本展の二カ所で開催いたしました。 広告、エディトリアル、タイポグラフィと幅広く活躍したハーブ・ルバリン。彼は他に類をみない個性的かつ画期的なフォント「アヴァンギャルド・ゴシック」を世に送り出し、グラフィックデザイン史に伝説的な名を残しました。 今回の展覧会は彼が手がけた書籍やポスターに加え、彼がフォト・レタリング社、アーロン・バーンズとともの設立したInter National Typeface Corporation(ITC)社のフォント見本帳と、その季刊誌「Upper&Lower Case(U&LC)」、計100冊以上の作品によって構成されます。作品は1部非売品をのぞき、販売いたしております。 アルファベットを視覚的形態としてとらえながらも、文字そのものがもつ意味の重要性を問い続けたルバーリンのデザインワークは、4半世紀以上の時を経てもなお「アヴァンギャルド」に私たちを刺激し、知的に挑発し続けています。 ハーブ・ルバーリン 1918年、ニューヨーク生まれ。1939年、クーパー・ユニオンを卒業。代理店での広告デザイナー・アートディレクター、また1945年からニューヨークのサドラー・ヘネシー社で副社長兼アートディレクターを経て、1964年ハーブ・ルバリン社設立。60年代、「エロス」「アヴァンギャルド」「ファクト」各紙におけるセンセーショナルな紙面はアートディレクターとしてのルバーリンの名を世界に知らしめました。 ITC International Typeface Corporation(ITC)社 はハーブ・ルバーリン社の後身であるLSC&P社所属のタイプフェイス・デザイン会社です。書体の販売のほか、書体デザイン、ロゴタイプ、トレードマーク、映画タイトル、ディスプレイからパッケージまでデザインし、タイポグラフィや書体、レイアウト、デザインのアドバイスまで行う、当時としては世界唯一の存在と言われていました。 ハーブ・ルバーリン展 2005年8/25(木) - 9/13(火) 2005年10/7(金) - 10/30(日)※18日は除く |