CIRQUE CALDER
写真: Ugo Mulas/文:Valerio Dehò モビールなどの「動く彫刻」作品で有名なアレキサンダー・カルダーですが、モビールを作る前、1926~1931年頃、若き日のカルダーは針金彫刻によるサーカスのパフォーマンス「カルダーのサーカス」で名を知られていました。針金のサーカス団員や動物たちをつかって展開されるサーカスは、ジャン・コクトー、ジョ アン・ミロ、マルセル・デュシャンなど、当時のパリのアーティストたちにも好評でした。 本書は、その「カルダーのサーカス」の彫刻たちを1963~1964年にウーゴ・ムラスがスタジオ撮影した写真を中心とした展覧会「Ugo Mulas. Circus Calder」を機に刊行されました。 |